ママになっても働くには

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近年女性の社会進出が叫ばれ男女平等に向けた各企業の取り組みも著しいですが、生物学上どうしても埋められない差があります。
それが出産です。もちろん全員がではありませんが、出産を考える方は少なくないのではないでしょうか。
出産をする可能性があると考えた時に、少なからず産休や、家庭状況によっては育休もとらなくてはなりません。つまり、多かれ少なかれキャリアにブランクが発生します。

ブランクは悪いことではないですが、がっつり働けない時期があるということを考慮して、特に経済面でもしっかりと計画を立てていくことが大事です。
実際、20代前半では男女の平均年収の差は50万円ほどですが、20代後半では年収差が100万円にまで開いています。これは、女性の休職期間中も変わらず男性が働いていることと、育児のための時短勤務による給与差が反映された結果です。
さらに、男性が5年で約50万程度のペースで昇給していくのに対して、女性は20代後半からはほぼ昇級していません。もちろん個人差がありますが、復帰して管理職になる難しさや、育児のために非正規雇用になるケースの多さがよく表れています。
職を選ぶ際には給与面も重要ですから、初任給以外にも昇給のモデルケースをチェックする方もいるでしょう。しかしそのモデルケースがどんな立場で、男女どちらのものなのか、自分はどのようにプライベートとキャリアのバランスをとっていくのかで予定年収が大きく変わってきます。
将来お金に困らないためにも、しっかり自分のケースに当てはめて計算する必要があります。